広島で腰痛の専門院「腰痛専科

腰痛診療ガイドライン2012【その1】

腰痛大国と言われている日本ですが、これは過去病院で行われてきた腰痛治療が医師の経験と勘により行われてきたことが影響しています。

これはどういったことかというと、当時は腰痛に対する診療指針がなく自身の経験と勘に頼らざるを得なかったという現状があったためです。結果そのことが病院ヘ行っても腰痛が改善せず多くの腰痛難民を生むこととなりました。

この問題を解決しようと日本整形外科学会と日本腰痛学会は、科学的な根拠に基づいた統一的な見解として、腰痛の診療指針としては初めての「腰痛診療ガイドライン2012」を発表しました。

「腰痛診療ガイドライン2012」には興味深い発表がなされています。

・画像検査で腰痛の原因を特定することは困難。
・大半の腰痛が原因不明の非特異的腰痛であること。
・安静にすることや患部を冷やすことは腰痛に対して有効ではない。

【画像検査で腰痛の原因を特定することは困難】
骨の変化は加齢により誰にでも起こることなので、実際の画像検査で腰痛の原因が分かることは少なく、老化で変化している骨の画像を見せて「これが腰痛の原因だ」と患者に思い込ませることは逆効果だと指摘されてます。

そのため脊椎腫瘍などの重篤な疾患がないかぎり全ての患者に画像検査をする必要はないとしています。【続く】


2013年7月18日

腰痛診療ガイドライン2012【その2】

【安静にすることや患部を冷やすことは腰痛に対して有効ではない】
腰痛は安静にするより多少痛くても普段の生活を続けたほうが結果的に回復が早くなるとし、慢性の腰痛に対しては運動療法が有効だとしています。

また、温熱療法と寒冷療法による治療効果は、温熱療法で急性・亜急性(急性と慢性の中間)の腰痛に対して短期的に有効だとする証拠が複数あり、寒冷療法では質の高い証拠はなかったとしています。

つまり慢性の腰痛に対しては温熱療法と寒冷療法どちらも、その有効性を示す証拠は存在していないということです。

「腰痛診療ガイドライン2012」の発表により、今後腰痛治療の在り方が大きく変わっていくことでしょう。


2013年7月22日